心の中の龍
みなさん こんにちは。
ほうみど桔梗です。
今日はブータンのワンチュク国王の言葉についてみなさんとシェアしようと思います。
2011年に東日本大震災の時にブータン国王夫妻が来日され、福島県相馬市の小学校でスピーチされた言葉を覚えていらっしゃいますでしょうか?
ワンチュク国王のスピーチを紹介します。
「みなさんは龍をみたことがありますか?私は見たことがあります。龍はひとりひとりの心の中に住んでいます。龍は私たちみんなの心の中にいて経験を食べて成長します。だから、年を重ね経験を積むほどその龍は強くなるのです。そして自分の持っている感情をコントロールすることが何よりも大切なのです。みなさんも自分の龍を大きく素晴らしく、大切に育ててください。」
ブータン王国は中国とインドに挟まれたヒマラヤの秘境にあり、人口80万人の農業国で病院やコンビニエンスストアなどのお店も近くにはないそうです。
ブータン王国は豊富な資源があり、その資源を活用すれば経済を発展させることができるのですが、自然や生態系を保護する立場から規制されているそうです。経済の成長が国の目的ではなく、国民の幸せを第一の目標としているのです。ブータン王国は心の豊かさに重点を置き、国民の幸せを追求してきたのです。
ブータン王国のワンチュク国王が仰っている「心の中の龍」は自分自身の魂意識とも言い換えれますね。何かしようとするとき、「こんなことやったって何になる?」とか「誰かがやってくれる」とかネガティブな感情が自分自身の心を支配しようとすることがあります。反対に「本当にそれでいいの?」「そんな私ではいたくない」というポジティブな感情が追いかけて出てきてお互いが綱引きをしてしまいます。
ネガティブな感情が支配すると、自分の心の中で言い訳がはじまり、ポジティブな感情が勝ると心地良くなり、自分自身が以前より大きくなったと感じられます。
このネガティブな感情とポジティブな感情のバランスを取りながら、経験し、自分自身の心の中の龍を鍛えていく。そうすると自分自身が自分らしく輝き、人間的に成長していく。そうすると感情もニュートラルになり、愛や感謝の気持ちが出てきます。
人間の体はある程度成長するとそこで成長は止まるけど、魂はどこまでも成長を続けて大きくなる。私達は常に選択して、行動して、改良して、そして自分の責任をとる。
何が起こっても人のせいとか○○のせいにはできませんね。